僕はポジティブではない



最近空を眺める事が増えた

ただぼーーっと眺めるだけ

本来であれば澄んで見えるはずの空は、僕の心の中を映すかの様に茫漠と広がっていた

何をしたいのか、どうなりたいのかなんて全くわからない。

よく僕は前向きだと言われる、、だったら何故こんなにも困惑しているのだろう。

何をしていいか分からないのだ、、知らない内に空を眺めていれば答えが降って来るんじゃないかって心の何処かで期待していたのかもしれない

期待は膨らむのに、僕はそこにいる。

心と体が矛盾していく一方だった

その度に僕に放たれた言葉が凶器となって突き刺さる

「出来るよ!」

「頑張れ!」

「結果だそう!」

「期待してるから!」

「やるしかない!」

…いつからだろうこういう言葉が怖くなっていたのは。

僕は答えられているのだろうか、裏切ってしまっているのではないだろうか。

そう思うたびに体が重くなっていったのが自分でも、いや自分だからこそ分かった。

不思議なものだ、実際には体重は変わらないのにもかかわらず確実に悪意をもった重さが僕にのしかかってくる

ふっと昔を思い出した、まだ僕が学生服に袖を通していた頃の話だ。

先生の期待を裏切り、わがままでやりたい放題な日常を送っていたそんな時に学校から電話があった…

「明日朝一に職員室に来い!!なんの事か分かってるだろうな!!」

(僕はもちろん分かっていた…)

何回も心の中で言い訳をした、何回も自分を正当化しようとした、だけど自分が悪いのが分かってしまった。

その日の朝はいつもより早く訪れた、時間が止まるように、夢であって欲しいと願いながら僕はゆっくりと靴紐を結び直して玄関を開けた、、その日は快晴だったはずだが太陽の光さえも感じれないくらい沈んでいた。

いつもは長く感じた学校までの距離もその日はあっという間についてしまった、脚は重くできるだけゆっくり歩いたのにも関わらず。

あの日の職員室の扉の重さと、僕自身の重さは今でも覚えている。

だからこそふっと思い出したのかもしれない。

僕は今何に罪悪感を感じているのだろう。

そんな気持ちを少しでも誤魔化す為に、空を眺めていたのだろうか

今日もまた空を眺めていた…

そんな時、大体午後11時を過ぎたあたりだろうか不意に声をかけられた。

「あれ?たかちゃんこんばんは。どうしたの??」

誰かと思えば幼少期から知っている近所のおばあちゃんだった。

近所のおばあちゃんはまあまあ遅い時間にルーティンである散歩をしていたのだ。

僕はそれに続き挨拶をした

『こんばんはーこっちの台詞だよ!こんな遅くに散歩ー??僕は流星でも流れないかなーって空見てたところ』

それから20分くらいおしゃべりした。

近所のおばあちゃんは言った

「たかちゃんは流星にどんなお願いするの?」と

気がつけば自分のやりたいこととか夢の話をしていた。

そのうちなんだか泣けてきた。

近所のおばあちゃんは言う

「素敵な夢だね、たかちゃんは素敵な人に囲まれてるね。たかちゃんに早く私も髪切ってもらわなきゃねっ!」

涙でぼやけた目を拭うとそこには澄んだ空が広がっていた。

『任せてよ!僕美容師だから!!』

さっきまで凶器となっていた言葉が僕を奮い立たせた。

さっきまでの重さが嘘のように僕から消えた。

僕は美容師だ!!

僕を期待してくれてる人がいるじゃないか!!

今度は答えなきゃ!!

お店で毎日期待してくれて、支えてくれてる人がいるじゃないか!!

僕はこんなにも恵まれてるじゃないか!!

僕が空に期待してどうする!!

僕は期待に答えたい!!

僕なら出来る!!

だから頑張る!!

これからもよろしくお願いします!!

2016-10-28 | Posted in 恒吉 貴利 Blog2 Comments » 

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コメント2件

 専門学校のh | 2016.10.28 2:34

さすがつねよしくん!!
かっこいい!!

 つねよし | 2017.03.25 1:24

専門学校のhさんコメントありがとです!!
コメントのお返事遅くなってしまってすみません!!

気づいてコメント嬉しかったです!(o^^o)

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